家庭学習

家庭学習ナビとは?SAPIXの新しい家庭学習サポートの概要と現役講師の声

コージ
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2026年度からSAPIXで新しくスタートした施策のひとつが「家庭学習ナビ」です。

この記事では、

  • 家庭学習ナビの概要
  • レベル構成と使い方
  • 現役講師のリアルな声

をご紹介します。

家庭学習ナビとは?

家庭学習ナビとは、家庭学習で扱うべき問題をレベル別に整理・提示したガイドです。
いままでの家庭学習の内容は、各授業を担当する講師の裁量で決めていました。それをSAPIX全体で統一して示したのが家庭学習ナビです。

① レベル別に問題をピックアップ

扱う問題は、目標偏差値別に3段階で提示されています。

  • 応用レベル:目標偏差値 55~
  • 標準レベル:目標偏差値 45~55
  • 基礎レベル:目標偏差値 ~45

基礎より標準、標準より応用の方が、取り組む問題が多く(難しく)なります。「どこまでやればいいのか分からない」という家庭学習の迷いを減らすことが狙いです。

② SAPIXのマイページに掲載

家庭学習ナビはSAPIXのマイページに掲載されています。

③ SAPIX2030プロジェクトの一環

家庭学習ナビは、SAPIX2030プロジェクトの取り組みの一つの模様です。
このプロジェクトでは、SAPIXが時代に流されず積み重ねてきた教育メソッドを認めつつも、今後は次のようなアレンジを加えていくことを打ち出しています。

  1. “学ぶ楽しさ” “知る喜び”を実感できる授業・コンテンツのブラッシュアップ
  2. お子さまが学習しやすく、保護者がサポートしやすいことを目指した学習環境のさらなる向上
  3. 長年にわたる指導経験を踏まえた的確なアドバイスや情報の提供強化
SAPIX公式HPより引用

家庭学習ナビについて現役講師に聞いてみた

現場はどう受け止めているのでしょうか?現役のSAPIX講師に話を聞いてみました。

家庭学習の提出を促す雰囲気作り

家庭学習ナビの導入によって「家庭学習は基本的に提出するもの」という雰囲気に少しずつ変わっていきそうです。

現役講師
現役講師

これまで、家庭学習の提出は「任意」とする講師が多いのが実情でした。ほぼ義務に近い形で提出を求める先生もいますが、それは少数派です。

家庭学習ナビによって、やるべき範囲が明確になります。すると講師側も「ここまではやって提出しましょう」と具体的に声をかけやすくなります。提出しなかったからといって強く注意されるわけではないのは今後も同じで、あくまで“提出推奨”の度合いが一段階上がるというイメージです。

提出数が大幅に増えるわけではないと見込んでいます。もともと家庭学習をチェックしてほしいと思っている方は、ナビの有無にかかわらず家庭学習を提出しているためです。

コージ
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対外的な「脱・塩対応」のアピール

家庭学習ナビは、対外的に「SAPIXでは家庭学習も丁寧にチェックしています」という姿勢を打ち出す意味合いが強いように感じます。

現役講師
現役講師

これまでSAPIXは、

  • 家庭の負担が大きい塾
  • 家庭学習は基本的に家庭任せ
  • 先生はそこまで細かく見てくれない

といったイメージを持たれがちでした。間違ってはいませんが(笑)、ネット上ではこのイメージが大きくなりすぎている(=サピは「かなり面倒見の悪い塾」だと思われている)印象です。

しかし実際は、今までも家庭学習はしっかりチェックされています。もちろん先生ごとの個人差はありますが、提出物にはきちんと目を通して理解度を確認し、適宜コメントを残して返却している先生が大半です。

長く通っている保護者の方ほど「先生は意外とちゃんと見てくれている」という実感を持つことも少なくないはず。

コージ
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そう考えると、家庭学習ナビは内部向けというより、これから入室を検討する家庭や、外部に向けたメッセージ性の強い施策とも考えられます。家庭学習ナビは、これまでの「家庭任せ」「塩対応」という印象を和らげる、いわば“脱・塩対応”を象徴する取り組みと言えるでしょう。

「正直、今までと大差ない」という声も

ナビに書いてあることは、今まで講師が授業で伝えている内容と大きくは変わらないです。

現役講師
現役講師

SAPIXのコースは4科の偏差値で決まります。ただし、4科がきれいにそろっている子ばかりではなく「算数がかなり得意で、他3科はコース平均より下」とか「理社は強いが算国が不安定」といったように、科目ごとのばらつきは珍しくありません。当然、それぞれの子が目標とする偏差値も違うのです。

そのため、先生は同じコースの中でも、グラデーションをつけて家庭学習の指示を出していることが多々あります。「この問題は必ずやろう」「余裕がある子は●ページもやってみよう」といった形です。家庭学習ナビに書いてある内容は、こうした“現場で行われてきた指示”を整理して示したものと見ることもできます。

すでに授業内で同様のことを丁寧に伝えている先生も少なくないから、先生からは「今までと本質は大きく変わらない」という声が出るのも自然と言えるでしょう。

家庭学習ナビ、活用していますか?

スタートしたばかりの家庭学習ナビ。まだ情報が少ないので、サピログではSAPIX生の保護者の方を対象としたアンケートを行っています。全3問・匿名回答です。

現役保護者のリアルな意見をうかがいたいです。ご協力いただけたら幸いです!

コージ
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コージ
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元SAPIX小学部講師
2013年からSAPIX小学部で国語を指導。SS麻布・桜蔭コースなど担当。2024年に退職しサピログを開設。
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