
SAPIXのαコースとは?偏差値の基準・メリット・昇降ルールまとめ
SAPIXαコースの基準と特典を徹底解説!
中学受験塾のSAPIXは実力別のコース編成で有名ですが、その中でもトップに君臨するのが「α(アルファ)コース」です。この記事ではαコースの基準や特典、昇降ルールについて詳しく解説します。
αコースとは?
αコースはSAPIXの各校舎における最上位コースのこと。
たとえば、ある校舎の5年生が計6コースの場合には、下から「5A → 5B → 5C → 5D → 5E → 5α」と分かれます。また、大規模校舎で生徒数が多いと「5α3 → 5α2 → 5α1」のように細分化されます。
校舎規模によりますが、総合偏差値57~60以上がαコース入りのラインの目安。上位20%くらいの生徒が該当します。

αコースの基準
所属コースはテストの成績によって決まり、次のテストの結果が反映されます。
- 組分けテスト(全学年)
- マンスリーテスト(4・5・6年生)
- 確認テスト(1・2・3年生)


αコースに入ることのメリット
メリット | 内容 |
---|---|
ハイレベルな授業 | 応用・発展的内容を中心とした授業を展開 |
高い学習意欲の仲間 | 学習意欲と競争意識が良い刺激になる |
室長クラスの講師 | 経験豊富な講師が担当するケースが多い |
SAPIXの平常テキストは1種類しかなく、αコースと他コースで教材の差はありません。
しかし、教材が同じでも授業内容は大きな差があります。下位コースでは扱わないような難問を上位コースでは授業中に解いたり、そもそも授業の進行スピードが速かったりと随所に差が見られます。
室長や教務主任など、なかなかお目にかかれないような講師が授業を担当するのもメリットです。「下位コースの講師=レベルが低い」という訳ではありませんが、いわゆる看板講師の授業を受けるならαコース(上位ブロック)を目指しましょう。
「災害時にα優先で避難させる」とかは聞いたことがありません

αコースの昇降ルール
SAPIXのコースは固定制ではなく、成績次第で常に昇降があります。テストのたびにクラス替えが行われるため、次のようなサイクルになります。
- テスト受験
- 偏差値集計・順位決定
- 所属コース確定 → 新コースのスタート日から反映
αコースの注意点
- αだからといって合格保証ではない
→あくまで塾内順位であり、志望校合格に直結するわけではない - コース昇降によるメンタル管理も大事
→上を目指すことは大切だが、どのコースでも一喜一憂しすぎない
まとめ
SAPIXのαコースは、中学受験を目指す生徒の中でもかなりの上位層。周囲のライバルまでトップクラスで、切磋琢磨しながら学ぶためには絶好の環境です。
ただし、テストの成績次第で昇降は常に発生。「一度αに入れば安心」というわけではなく、日々の復習習慣が成功のカギになります。基準や昇降ルールを理解した上で、冷静にサポートしていきましょう!