家庭学習

【アンケート結果】SAPIX家庭学習ナビのリアルな評判・課題

コージ
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SAPIXにて2026年度からスタートした、家庭学習ナビ。

前記事で概要や現場の声を紹介したところ、SAPIX生の保護者の方から多くの感想をお寄せいただきました。本記事ではいただいた声を一部ご紹介します。

アンケート内容【全3問】
  1. 家庭学習ナビを見ていますか?
    ※ナビ通りに家庭学習を実践しているかは問いません。
  2. 家庭学習ナビは役立っていますか?
  3. 家庭学習ナビについて感じていることを教えてください。
    ※「ここが良い」「ここが分かりにくい」など何でもOKです
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アンケートの回答結果

「毎回しっかり/ときどき見ている」が過半数

家庭学習ナビを「毎回しっかり見ている」「ときどき見ている」という回答はそれぞれ25.9%、37%という結果に。こまめにマイページを確認している保護者の方が多いことが分かります。

「とても/まあ役立っている」という回答は40%程度

「とても役立っている」と答えたのは22.2%で、「まあ役立っている」と答えたのは14.8%という結果。導入から数か月しか経っていないにもかかわらず、上手く役立てているご家庭が多いようです。

家庭学習ナビにサピ親が感じていること

Q3では、家庭学習ナビに対する意見を自由にお答えいただきました。

① 助かっている/活用している

子どもが写してくる(はずの)家庭学習について親が直接内容を確認できる点でとても助かっています。

保護者
保護者

「今日はこれをやる」と客観的に分かる内容で、先生による差がないのが良い。

保護者
保護者

家庭学習の内容を、子どものメモや学習のポイントに頼らず把握できる点を評価する声は複数ありました。

SAPIXは基本的に授業内容がブラックボックスになりがち。家庭学習に取り掛かろうとしても、子どもが授業中にどこまで理解できたのかが大変で、どこからスタートすればよいのか分からないと悩むご家庭も多いです。

その点、家庭学習ナビがあることで「何をやればいいのか?どこまで進めるのが基準なのか?」が見えるようになるのは大きなメリットです。在籍コースではなく目標偏差値による指針なので、4教科の得意不得意にバラつきがある子にも使いやすくなっています。

② 「応用」の解像度が低い

ネガティブ意見の中で最も目立ったのは、応用レベルに関する内容でした。

偏差値55以上ですが、はじめての単元でそんなことできるほど優秀じゃないです。なので、ちらっと見て、そっと閉じました。

保護者
保護者

応用が偏差値55以上を目指すとなると、苦手な科目も得意な科目も全部このゾーンになり、結局ほとんどやらないといけなくなる。応用は更に二つ位に分けて欲しい。

保護者
保護者

家庭学習ナビ:3段階のレベル設定がある
①基礎(目標偏差値45)
②標準(目標偏差値45~55)
③応用(目標偏差値55以上)

どの教科も応用レベルでは、要するに全部の問題をやれるだけやりましょうという指示です。

もちろんそんなことができたら一番いいのですが、授業で習ったばかりの単元で、後半の問題までスムーズに取り組める子はかなり少数。それなのに「授業で扱っていない問題に取り組む」など、応用レベルでは指示が少々ざっくりとしていて困るという声が散見されました。

せめて応用の中でレベルを2つに分けるとか、応用の中での比較的簡単な問題を取り上げて「まずはこの問題から取り組もう」と示してあげるとか、そんな配慮を求める親が多いようです。

③ 親の負担がかかっている

使うときの面倒さについて触れる声もありました。

毎回何ページをやればいいのが細かく見てテキストに蛍光ペンでページチェックするのが多い。

できてないと、ママどこやればいいの?って聞かれるのでやらざるをえない、子に任せてチェック間違いがあっても困るのでテキストの問題やページにもう色分けして印刷してほしい(笑)

保護者
保護者

自宅にプリンターがないと印刷が大変。

保護者
保護者

家庭学習ナビはマイページ上にあります。そのため①テキストにマーカーする②印刷する、このどちらかで子どもと共有している保護者の方が多いようです。

①テキストにマーカーは、その作業の面倒さがありありと目に浮かびます(涙)。②印刷なら、ご自宅にプリンターがあれば手間が省けそう?と思いましたが、そんな先の回までは公開されていないそうなので、やはり面倒なことには変わりなさそうです。

なにより、子どもに対しては家庭学習の指示が授業中に出されているんですよね。それに加えて家庭学習ナビを使うのは消極的になってしまう、という気持ちは十分理解できます。

家庭学習ナビをどう使っていけばいいか?

基本は授業での家庭学習指示を優先

授業を担当している先生は、自分の裁量で(新人はベテランと相談しながら)家庭学習の内容を決めています。お子さんのことを最も近くで見ている先生が取捨選択しているので、基本は授業内での指示に沿って家庭学習を進めていくのがオススメです。

ナビはあくまで補助輪で、ニガテ単元のときにチェックする程度でいいのかなと私は解釈しています。

コージ
コージ

ナビ活用なら、基礎~標準を重点的に

家庭学習ナビを使うなら、基礎~標準をうまく利用して、理解に穴がないかをチェックするという使い方がオススメです(応用より丁寧に書かれているので、サピの考えている主なターゲットはそっちなのかなと思っています)。

ナビの「基礎」に書いてある問題のうち、授業で間違えている問題・理解が足りていなさそうな問題を2~3問見つけて解きなおす、なければ「標準」で同じく解きなおす。偏差値55を超えている教科でも基礎をおろそかにすると一気にニガテになるリスクはあるので、土台を固める意味で活用するのが良いでしょう。

ご協力ありがとうございました

アンケートにご協力くださった皆様、ご回答ありがとうございました。
回答フォームは引き続き開けていますので、現役SAPIX生の保護者の方は、ぜひ家庭学習ナビについてご意見をお聞かせください。全3問・匿名回答です。

ABOUT ME
コージ
コージ
元SAPIX小学部講師
2013年からSAPIX小学部で国語を指導。SS麻布・桜蔭コースなど担当。2024年に退職しサピログを開設。
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