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SAPIXのGS特訓は受けるべき?授業内容やコース分けの注意点

コージ
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GS特訓の基礎知識とコース分けのポイントを解説

ゴールデンウィーク中には、SAPIXで6年生を対象にGS特訓が開講されます。本記事では、GS特訓の基本情報やコース分けの注意点などを元講師の筆者が解説します。

GS特訓の概要

まずは、GS特訓の日程や費用・受講条件を確認していきましょう。

GS特訓のスケジュールと費用

2025年度の首都圏エリアのGS特訓は以下の日程で開講されます。

  • 5月3日(土・祝)9:00~17:00
  • 5月4日(日・祝)9:00~17:00
  • 5月5日(月・祝)9:00~17:00

各日ともに 70分授業 × 6コマ + 小テスト30分
また、費用は諸経費を含めて計46,200円(税込)です。

なお海浜幕張校・東麻布校・東戸塚校ではGS特訓を開講しないことが発表されています。

GS特訓の受講条件

SAPIX生以外が受講するためには、以下のテストのいずれかで入室基準に達する必要があります。

  • 春期入室テスト:3月2日(日)
  • 第1回志望校判定サピックスオープン:4月13日(日)

各テストの申し込みは、SAPIXのマイページを登録すると可能になります。

GS特訓の内容と狙い

次に、ゴールデンウィークに開講するGS特訓の授業内容と狙いを解説します。

①入試問題の傾向把握

GS特訓の狙いについて、SAPIXの公式HPでは以下のように紹介しています。

ほとんどの受験生は、まだこの時期には、志望校がどのような問題を出すのかをはっきりと把握していません。いち早く入試問題の特徴や傾向・レベルをつかみ、自分の目標を明確にすることは、合格を勝ち取るためにはとても重要です。

https://www.sapientica.com/application/course/06/

GS特訓では、志望校ごとに異なる特別教材で授業します。
入試問題の傾向を把握することで、自分が志望する学校はどんな問題を出すのか、自力で解くにはどんな準備が必要か、時間配分はどうすればいいか…などをイメージさせる効果があります。

②受験生としての自覚を持たせる

たった3日じゃ入試問題の傾向は掴めないよね?と言われたらその通り。GS特訓の最大のメリットは、子どもたちに受験生としての自覚を持たせることにあります。

6年生の5月上旬と言えば、まだまだ5年生気分の抜けきらない子どもたちばかり。
志望校名を冠したコースで長時間授業(後述)を受けたり、癖のある志望校の類似問題を解いたりすることで、受験生である意識を育むことがGS特訓の意義なのです。

新6年生の2月から始まった土曜志望校別特訓(通称:土特)も志望校別のコース分けです。しかし土特のコースは実際の志望校と対応していないことも多く、校舎によっては成績順のコースと大差ないという実情があります。

コージ
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③長時間授業に慣れる

GS特訓の授業時間は9:00~17:00という長丁場です。

午前・午後だけで開講された季節講習と違い、お昼を挟む長時間のGS特訓は、子どもたちにとっても初めての経験となります。しかし、9月以降の日曜日に開講するSS特訓、年末年始の正月特訓などは同様のスケジュールなので、このリズムに慣れておくことは有意義です。
なお、朝から夕方まで授業があるため、生徒は塾内でお昼ごはんを食べることになります。

GS特訓のコース分け方式は?

上の項目でも触れましたが、GS特訓は志望校別にコース分けされます。
そこで、GS特訓のコース分け方式や注意すべき点を紹介します。

「本当の」志望校別に分かれる

GS特訓のコースは、事前に提出した志望校アンケートを尊重して決定します。

同じく学校名を冠する土特のコースよりも正確に志望校を反映するので、GS特訓のコースは「本当の」志望校別に分かれると言えるでしょう。志望者が多い場合にはコースが複数に分かれ「開成1」「開成2」など名付けられたり、授業点によるクラス昇降が発生したりします。

志望者が少ない学校はコースがないことも

志望者が多い場合があるなら、裏を返せば志望者が少ない場合もあるということ。

自分が志望した学校を他に志望する生徒が少なかったり、そもそも校舎が小規模だったりすると、その学校のコースが開講できなかったり、合併コースとして開講されたりすることがあります。
もちろん、合併コースで受講しても十分な成果が得られるよう、出題傾向の似た学校と同じコースに入れる等の配慮はしてもらえます。しかし、GS特訓のメリットは前述の通り「志望校に絞った対策ができること」ですから、そのメリットを享受するには独立コースで受講するのがベストです

通っている校舎に志望校の合併コースしかない場合には、どうすればいいの?

保護者
保護者

独立コースが開講できる大規模校舎に、GS特訓のみ移動する手もあります。
志望校や開講コースを踏まえて校舎スタッフに相談してみましょう。

コージ
コージ

GS特訓に対するネット上の賛否

ネット上には、GS特訓を受講すべきか否かについて様々な意見があります。
筆者自身は賛成派(受講をオススメ)ですが、反対派意見にも説得力はあると感じたので、賛否両方の意見を2つずつご紹介します。

賛成① 受験生としての自覚が芽生えた

5年生気分のままだったので「大丈夫かな?」と心配でしたが
GS特訓を経てスイッチが入ったように感じました

コージ
コージ

これまで保護者と二人三脚で勉強していた(というより、保護者に引っ張られてなんとか勉強していた)生徒が、GS特訓以降に主体性を持ちはじめる姿は、筆者も講師時代に何度も目撃しました。
ただ言われたことに従って勉強するのではなく、自分で取捨選択して勉強する姿勢は、中学受験が終わった後も役に立つことでしょう。

志望校名の付いたコースで勉強のスイッチが入るのは、中盤~下位コースの男子で特に多く見られる傾向でした。
秋以降に成績が伸び悩むケースもありますが、テスト結果で一喜一憂せず勉強を続けるようにサポートしましょう。

コージ
コージ

賛成② 初めての長時間授業を経験できた

朝から夕方まで疲れたけど充実していた!
体調管理も受験のうちだと学んだ

生徒
生徒

お昼ご飯を食べた後の授業がどうしても眠くなり、担当の先生に怒られた。
午後に受験する日は、昼食の内容にも気を付けようと思った

生徒
生徒

6年生の夏から年末年始の受験本番にかけては、勉強のスケジュールも過酷になりますが、GS特訓を通してハードな日程に慣れておけるという側面もあります。

夜ふかししがちな生徒は、生活リズムをGS特訓期に改善したいものです。

コージ
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反対① 志望校のコースが開講されなかった

最寄りの校舎には、第一志望校の単独コースが無かった。
慣れない遠くの大規模校舎にわざわざ通塾することになったのが唯一の残念な点でした

保護者
保護者

前述の通り、小規模校舎の場合には志望校の単独コースが設置されない場合があり、この場合には合併コースで受講することになります。

近隣の大規模校舎(東京校吉祥寺校自由が丘校横浜校など)には、志望者の少ない学校でも単独コースが設置されるケースがありので、通塾可能なら大規模校舎での受講も検討してみましょう。

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反対② 費用対効果が悪く感じた

GS特訓、1日で15,000円もするんですね…

保護者
保護者

GS特訓は全3日で46,200円ですが、これは全6日の春期講習と同額です(いずれも2025年度)。
日数だけを見ると春期講習の倍額となるものの、春期講習はGS特訓の半分ほどの授業時間(1日4時間)だったので、そこまで費用対効果が落ちているとは言えません。

春期講習(新6年生)GS特訓
日数全6日全3日
授業時間(1日)4時間7時間
授業時間(合計)24時間21時間
費用46,200円(税込)46,200円(税込)
・いずれも2025年度
・GS特訓には小テストも加わる

GS特訓のメリットを把握して受講しよう!

ここまで、GS特訓の授業内容や費用・コースなどを解説しました。

受験生としての自覚を持つための絶好の機会であるGS特訓は、筆者個人は是非受講すべきだと考えていますが、ネット上には否定的な意見もあるようです。
単独コースの有無・大規模校舎への通塾距離などの条件も加味して判断する必要があるので、迷った場合には校舎スタッフに相談するとよいでしょう。

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コージ
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元SAPIX小学部講師
埼玉県某塾→SAPIX小学部→ブロガー SAPIXでは国語科講師として首都圏校舎に約10年勤務/卒業生には男女御三家など難関校の合格者も/1,000人以上の受験生を指導した経験と知識を発信中
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