入室テスト

【2年生】SAPIX入室テストの内容は?対策・オススメ教材を元講師が解説

コージ
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SAPIXに入るためには入室テストで基準点を超える必要があります。
SAPIX元講師の視点から、2年生の入室テストに向けた家庭での準備・おすすめ教材を解説します。

SAPIX入室テストの基本情報(2年生向け)

申込方法・試験日程・受験料

SAPIXのマイページに登録し、テスト申込フォームから手続きします。
試験は日曜日が多く、ほぼ毎月のペースで実施しています。申込締切は原則テスト前日15時です。

受験料は全学年共通で税込3,300円(2025年現在)で、再受験する場合も受験料がかかります。

試験科目と時間

試験科目時間配点
算数25分100点
国語25分100点

受験回により前後しますが、合格ラインの目安は70~90点/200点満点です。

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結果通知と入室手続き

テスト後10日以内に成績表が届きます。合格者には手続き書類も同封されているので、指定の手順で入室準備を進めましょう。
また、お子さんの答案はマイページ上でテスト後すぐに閲覧できます。採点後の答案・成績速報も順次確認できるようになります。

2年生の入室テストに向けた家庭での対策

「低学年は低倍率」と言われますが油断できないのが入室テストです。確実に合格するため、以下の対策をしておきましょう。

① 国語|新しい文章を読む訓練

2年生の入室テストでは読解問題が出題されます。テストなので当然のことですが、初見の文章を自力で読み、問題に答える力が求められます。(試験官による音読や手助けはありません)

入室テストまで日数に余裕があるなら「新しい文章」に触れる機会を増やすのがオススメ。文章を読み終えたら「どんな人が出てきた?」など質問を投げかけて、内容を理解できているか確認してみてください。

文章読解】オススメ教材はこちら!

② 国語|今までに習った漢字の復習

2年生の入室テストでは、1年生で習う漢字(80字)からの出題が多く見られます。採点は厳しく、トメ・ハネ・ハライの不十分な字は不正解になります。

入室テストが差し迫っているなら、漢字対策は最もコスパの良い対策です。正しく・丁寧に書く練習をしておくだけで差がつくので、漢字だけは欠かさないで臨みましょう。

漢字の復習】オススメ教材はこちら!

学校のドリル等で扱っていないページがあるなら、新しい教材を買わなくてもそれで十分。字典でオススメなのはSAPIXの「サピ漢」です。

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③ 算数|1年生の復習をまんべんなく

算数は比較的素直で、足し算・引き算・時計・数量比較など1年生で習ったことを多く出題します。学校の教科書を振り返りつつ、苦手な単元があれば市販教材で補強すると安心です。

足し算・引き算・比較問題】オススメ教材はこちら!

より高得点を目指すなら「きらめき算数脳」で思考力問題を対策しましょう。

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“本番力”を鍛える!SAPIX監修の市販教材

SAPIX監修の公式書籍は、入室後の学習にもつながる設計になっているため、早めに取り組むことで長く活用できます。特に以下の2冊は、2年生の入室テスト対策としても人気です。

① きらめき算数脳 小学1・2年生

この教材のポイント

初見の問題に対応するための柔軟な考え方が身に付く。
前提条件をよく読んで解く問題が多く、入室テストの対策にも効果的。

SAPIXの雰囲気が分かると聞いたので買いました。
娘は算数が得意ですが、問題をじっくり解くという経験が新鮮だったようです。このような問題をドンドン解いていくのがSAPIX生なのかと感心しました。

保護者
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② SAPI×漢(サピかん) 改訂版

この教材のポイント

小学校で習う1,026字の漢字を収録した字典。
トメ・ハネ・ハライの基準が明確で、入室後の漢字テストにも対応。

トメハネや書き順に迷ったらサピ漢でチェックしています。
漢字テストで気をつけることが端的にまとまっていて見やすい字典です。

保護者
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まとめ|今から始める、入室テスト合格への第一歩

ここまで、SAPIX小学部の入室テストの概要と対策を解説しました。

入室がゴールではなく、ここから始まる中学受験の第一歩。
お子さんにとって無理のない形で「学ぶ楽しさ」を育てられれば、それが一番のスタートになります。教材もうまく使いながら、日々の生活の中で少しずつ準備を進めていきましょう。

ABOUT ME
コージ
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元SAPIX小学部講師
首都圏某塾→SAPIX小学部講師→ブロガー SAPIXでは国語科講師として約10年勤務し、1,000人以上の小3〜小6を指導。塾と家庭のギャップ・子どもに合う学び方の大切さを現場で感じて、教育メディア「サピログ」を立ち上げました。
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