SAPIXの入室テストに落ちた!不合格の4つの原因を元講師が分析
入室テストを合格するための最短ルートを伝授
SAPIXの入室テストとは?
難関中学を志望する生徒が各地から集まるSAPIX小学部。
入室テストのハードルが高く、ネットでは「入室テストに落ちた…」という声も見受けられます。
そこで本ページでは、入室テストで不合格になる原因を徹底分析します。
不合格になった方の意見や感想をまとめ、その原因を4つに分類しました。
入室するためにはテストで基準点を超える必要がある
SAPIXに入室するためには、入室テストで基準点を上回る必要があります。
入室テストの仕組み自体は珍しくなく、四谷大塚や日能研など大手他塾も採用しています。
テストは入室の可否を判断するだけでなく、クラス分けの判断基準にもなります。
入室テストの過去問・難易度や合格ライン
SAPIXの入室テストはハイレベルで、受験料(3,300円~)がかかります。
入室テストの過去問・難易度や合格ラインは次の記事で詳しく解説しています。
SAPIXの入室テストで不合格になる4つの原因
「SAPIXの入室テストで不合格だった…」という場合、その原因は何でしょうか?
さまざまな原因が考えられますが、代表的な4つをご紹介します。
①苦手分野が出題された
1つ目の原因は「苦手分野が出題された」というケースです。
算数であれば小数・分数の計算や、割合・比・速さの問題が苦手分野になりがち。
国語だと読解問題や漢字がつまずきやすいポイントの代表です。
予想より苦手分野の出題が多いことで、基準点を満たせない可能性が考えられるでしょう。
②慣れない環境や問題で実力が発揮できなかった
2つ目に、不慣れな環境が原因となるケースがあります。
初めて塾に訪れ、慣れない環境でテストを解くことに緊張する子もいるでしょう。
また、1つ目の原因とも重複しますが、見慣れない問題形式に戸惑うかもしれません。
「学校とは冊子の形式が違う!」「文章題が多い!」という声が多数。
平常心で取り組みにくいケースが考えられます。
③時間内に解き終えられなかった
その他、時間内に解き終えられなかったことが原因の可能性も考えられます。
1問目からきちんと順番に解いていくと、中盤の難問で時間を無駄にすることがあります。
後半の簡単な問題を空欄で提出することになると、合格点に届かないかもしれません。
④募集人数が少なかった
入室テストで高得点でも、募集人数が少ないと入室できないケースが想定できます。
SAPIXには、校舎や学年ごとに生徒数の定員があります。
定員人数は公表されていませんが、校舎の建物ごとに教室や在籍講師の数が異なるので、その条件を元に決められていると推測されます。
そして、この定員数を基にして入室テストごとの募集人数が決まっています。
募集人数も公開されてはいませんが、低学年ほど枠は多く、5~6年生や人気校舎になると募集枠がほとんど埋まっているようです。(近年は減りましたが、かつて「募集停止」ということもよくありました)
希望校舎の定員オーバーを恐れて、1~3年生のうちに入室する方も。
低学年は高学年ほど授業料が高くないので、一考の価値はありそうです。
SAPIXの入室テストを通過するためのポイント
SAPIXの入室テストは原則として何度でも受験することが可能です。
そこで、上記の原因を踏まえて、次回の入室テストを通過するポイントをご紹介します。
苦手分野を克服しておく
まずは、今回の入室テストを振り返ってみましょう。
「手も足も出なかった…」というような、苦手分野は見つかるでしょうか?
もしも見つかったのなら、その苦手分野を重点的に取り組んでおくとオススメです。
完ペキに克服する!というレベルで頑張る必要はありませんが…
「自力で大問の(1)は解けるようにする」
「1分考えても難しそうなら後回しにしよう!」
など、現状に即した作戦を立てることができます。
実戦形式の問題で訓練する
勉強が苦手な子ではなくても、慣れない形式の問題には面食らうもの。
入室テストの復習をしたら、実戦形式の問題で訓練することもオススメです。
募集人数の多いタイミングや校舎を狙う
前述の通り、募集定員間近だと入室テストのハードルが高くなります。
なるべく低学年(1~3年生)のうちに入室テストを受けておくのもひとつの手段です。
もしも希望校舎が満員なら、別の校舎に通って空席待ちできる場合もあります。
入室テスト申込時や書類提出時などに相談してみましょう。
まとめ
ここまで、入室テストで不合格になる原因を分析しました。
この関門を無事に突破し、SAPIXで学びある日々を過ごすことを願っています!